その理念のもと、設計から加工、販売、アフターサービスまでを、一貫して自社内で行っています。
私たちの工場からは今日もまた、50年以上前に発売された圧力鍋が、
熟練の職人による修理を済ませ、お客様の手元に戻っていきます。
私たちは、目指しました。
誰もが安全に扱いやすく、美味しさを叶えられる圧力鍋を作ろう、と。
その夢はモノ作りへの情熱となり、試行錯誤の末に、徹底した安全性と耐久性、シンプルな操作性を追求した圧力鍋が生まれました。
私たちがプレッシャー・クッカー(PC)シリーズと呼ぶその圧力鍋は、
誕生から半世紀に及ぶ時のなかで、少しずつ進化しながら製造が続いています。
現在、私たちのもとには、
祖母と母の愛用した圧力鍋を受け継いだといった声も複数寄せられており、そうした声はまた私たちの誇りです。
私たちのルーツである会社は1918年(大正7年)に東京都で創業し、
戦時中、山形県山形市に疎開工場を設立しました。
戦後、新たな時代への希望を込めて「株式会社 平和アルミ製作所」を東京都に設立。
1993年(平成5年)、山形市の工場は現所在地に移転します。
2003年(平成15年)、組織再編に伴い、同工場は「株式会社 鋳物屋」として独立。
圧力鍋の一貫メーカーとして、新たに歩み始めました。
以来、圧力鍋製造のパイオニアとしての豊富な技術を継承しながら、
Made in Japan・純国産圧力鍋の製造元として、
常により良いモノ作りのために研鑽を重ねています。
1945年(昭和20年) | (株)中條軽銀製造所が、山形県山形市に疎開工場を設立。 |
---|---|
1971年(昭和46年) | 圧力鍋「PC-5」「PC-8」生産開始。 |
1974年(昭和54年) | 圧力鍋「PC-240」「PC-380」生産開始。 |
1979年(昭和55年) | 圧力鍋「PC-2400」「PC-3800」「PC-5000」生産開始。 (後に規格改定で「PCD-2400/3800/5000」に型番を変更。) |
1980年(昭和55年) | 圧力鍋「PC-8W」「PC-10W」生産開始。 (後に規格改定で「PCD-8W/10W」に型番を変更。) |
1983年(昭和58年) | 圧力鍋「PC-5W」「PC-6W」生産開始。 (後に規格改定で「PCD-5W/6W」に型番を変更。) |
1991年(平成 3年) | 圧力鍋「PC-28A」「PC-45A」「PC-60A」生産開始。 |
1993年(平成 5年) | 山形県山形市の工場を、同県東根市に移転。 |
1998年(平成10年) | 圧力鍋「PCD-20W」生産開始。 |
2003年(平成15年) | 山形県東根市に、(株)鋳物屋を設立。 「ヘイワ圧力鍋」を含むアルミ鋳物の事業を継承し、製造・販売を開始。 |
2008年(平成20年) | 「消費生活用製品安全法」に基づくSGマーク認証制度において「工場等登録」を取得。 圧力鍋「MB-217」「MB-420」「MB-623」生産開始。 |
2013年(平成25年) | 「労働安全衛生法」に基づく「第一種圧力容器製造許可」を取得。 大型圧力調理器の製造・販売を開始。 |
2015年(平成27年) | ISO9001を取得。 |
2021年(令和 3年) | 圧力鍋「GR-50G」「GR-50H」生産開始。 |
私たちは、自社一貫体制で蓄積された技術や知識を用いて、いままでの圧力鍋にない製品を送り出すべく挑戦を続けています。
例えば、マジック・ブラウン(MB)シリーズでは、玄米炊飯での火加減や見張りが不要な“おまかせ炊飯”を可能とし、
グラン・クリュ(GR)では、この“おまかせ炊飯”を玄米から分づき米、白米にまで拡大しました。
業務用では、ラーメンスープの抽出時間を飛躍的に短縮させる圧力寸胴鍋を開発し、スープ作りの新たな手法を提示しました。
“圧力鍋といえば鋳物屋あり”、そう世界に知られるような企業になることが、私たちの掲げる目標です。
私たちの圧力鍋はすべて、職人の技術と英知の結晶であり、
皆さまに長く安心してご使用いただくため、
部品サポートの提供期間は“可能な限り恒久的に”としています。
また、時代とともに変化し続けるニーズのなか、発想の自由と付加価値の創造を要として、
製品を利用した生活提案等も行える企業へと進化するべく、私たちは歩み続けます。
これまでも、これからも「全てのお客様に安心と笑顔を」は、
変わらない私たちの合い言葉です。
機 種 | 生産開始 | 本体生産 | 部品サポート | |
---|---|---|---|---|
「PC-5」 「PC-8」 |
1971年 (昭和46年) |
終了 | 継続中 | 部品価格表へ >> |
「PC-240」 「PC-380」 |
1974年 (昭和49年) |
終了 | 継続中 | 部品価格表へ >> |
「PC-2400」 「PC-3800」 「PC-5000」 |
1979年 (昭和54年) |
終了 | 継続中 | 部品価格表へ >> |
「PC-8W」 | 1980年 (昭和55年) |
終了 | 継続中 | 部品価格表へ >> |
「PC-10W」 | 1980年 (昭和55年) |
PCD-10Wで 継続中 |
継続中 | 部品価格表へ >> |
「PC-5W」 「PC-6W」 |
1983年 (昭和58年) |
終了 | 継続中 | 部品価格表へ >> |
「PC-28A」 「PC-45A」 「PC-60A」 |
1991年 (平成 3年) |
継続中 | 継続中 | 部品価格表へ >> |
「PCD-20W」 | 1998年 (平成10年) |
継続中 | 継続中 | 部品価格表へ >> |
「MB-217」 「MB-420」 「MB-623」 |
2008年 (平成20年) |
継続中 | 継続中 | 部品価格表へ >> |
「GR-50G」 「GR-50H」 |
2021年 (令和 3年) |
継続中 | 継続中 | 部品価格表へ >> |